いろんなお寺があります

宣伝を大々的に展開して、集客をはかるお寺もあれば、

実はものすごい国宝級のものを所持されておられながらも、あくまでも地域密着で、着実に守り続けていらっしゃるお寺もある。

今回、ライブをさせていたお寺は、後者のほうだなと思います。

 

12日というのは、最福寺を開山された延朗上人の御命日にあたるということです。

書物によれば

上人は、但馬国養父郡に生まれ

幼にして父母を喪い、15歳にして出家、47歳の頃帰京、この松尾山麓、神宮寺に住して、最福寺の七堂伽藍を建立された。

また太平記には、このお寺を描写して

「‥四十九院の楼閣を並べ、十二の欄干珠玉天に捧げ、五重の塔婆金銀月を引き‥」

と、あるそうです。

邑人には、免租や、富民の善政を施す一方、当時流行した悪病難病の治療のため、寺内に浴室をつくり病人の病気を癒すなど、多くの民衆の救済に献身して、松尾の上人として尊敬を集めたそうです。

 

というわけで、毎年、初春の2月11日、日没より供養を行われているということです。

 

 

そんなわけで‥。

この日はPA設営からということで早めに、午後いちで会場入りいたしました。

すると既に、たくさんの方々がご準備に追われていらっしゃって、和気あいあいとした雰囲気がそこかしこに。

 

上人の御姿を拝ませていただいて、設営開始。

新しいPAシステム導入して2度目、まだまだ慣れずに右往左往‥。

途中、何度かトラブル、というよりもやり方が分からなくなって、いつもの師匠に電話‥。

お仕事中なのに対応してくださって、なんとか大丈夫!

またまた開場ぎりぎりになってしまった‥。

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外では、観音様をぐるっと囲むように、願い事が書かれた竹をろうそくで灯したものが奉納されていました。

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たくさんの方々が、願いを書かれていました。全て本物のろうそくの光です。すごいな‥・

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階段にも

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入口のところにも、こんなにたくさん。

 

法要がまず行われて、

そしてライブが始まりました。

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後ろの壁画、スゴイ素敵だなあとおもっていたら、なんとこちらでされている空手道場の、生徒さんの作品だと仰るから、びっくり!!!

 

なんか、雰囲気のあるライブハウスみたいだ・・。

 

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花を添えてくれている。

子供たちも、たくさん集まってくださっていて、「今日の選曲、飽きちゃうかなあー‥」

ってちょっと思ったのですが、

なんと最後には元気なアンコールを起こしてくれて。ありがとう!

 

結構真剣に歌詞に耳を傾けてくれていたよ‥ほんとうに嬉しかった。

 

終了後、、秋のお十夜めぐりの時の方が来てくださっていたり、新しい出会いがあったり‥。

 

片付けが一通り終わってから、ご住職にこのお寺のこと、興味深い御話をたくさん聞かせていただけたし、帰り際にふと見ると、大住職はじめ皆さんで小宴会の様相。

「あなたの音楽のおかげで、こんな感じですわ。」と一言仰ってくださった。

 

いや、お寺の歴史を大切に受け継ぎ、地域の皆さんの事を大事に思っていらっしゃるからこその、この雰囲気なんだな~と思いましたねぇ。。

 

ONE LOVE

ONE SOUL

 

 

 

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