その日皆さんに配ったフライヤーには
「今日は、私にとって歴史的な日です」と 私ごとながらとても大げさな事を書いてしまいましたが
…本当にたくさんの方々に来ていただいて言葉に表しきれないです―。
その日の朝は何となく空は曇りがちで、夜には冷え込むと言う予報に、ちょっと内心心配してたんです
午前10:55―
フルートの篠原さんを迎えに家を出る
彼女の家にはもう何度も足を運んでいて知り尽くした道のりのはずなのに、その日は何故か、…気がつくと曲がるところを通り過ぎていました
あれれれ
…結果、私は母校の石戸小学校に辿り着き、学校の誇りである桜並木の下を潜り抜ける事ができたのです
―何年ぶりだろう。
「…なんか運命的だよ」
篠原さんを拾った車の中で話しました
彼女の後押しがあったからこそ実現した、わが故郷ではじめての、ワンマンライブ。
…ずっと故郷を離れて関西で活動していた私のライブに
本当にみんな、来てくれるんだろうか…。
必要以上の心配を私、しすぎだよ・・と思いつつもやっぱり不安だらけの心の中。
―そして駅で、はるばる滋賀の琵琶湖のほとりから来てくれたピアノの大谷さんと、うちの社長を拾った。
4:15pm…
香文木入り
並べられてゆく溢れるほどの椅子のその数に少し面食らいつつも、喉の奥のほうではもう歌う準備が整ってゆく感覚がありました。
リハをしながら、この大好きな香文木で遂に歌えるんだな、というワクワクが最高潮に…。
6:30pm…
オンタイム。マスターが「駐車場でまだ車が詰まってるから少し押しますね」
6:40pm…オープニングアクトのかずえちゃんを送り出す。―さあ、始まるんだ!
今回は京都でレコーディングに向けての音作りをしつつ、ギターとフルートは埼玉ということでメールや電話でのやり取りが多かったり、殆ど全員揃ってのリハーサルの時間が思うように取れなかったりと初めての経験だらけで実はめげそうにもなってましたが、
「このライブで私はもうひとつ上へ上れると思う」
という理由の無い自信、みたいなものがどこかにいつもありました。
…その分アーティスト達には色々と負担を架けてしまいましたが(笑)ごめんね
初めてフルートのアレンジに挑戦したりとか、1年前の私では考えられないような挑戦が出来たのは、そういう場を与えてくれた沢山の支えがあったからだと思っています。
感謝しても仕切れません
恩返しはただひとつ、皆さんの期待に応えることだと思っています。
―いい音楽を作っていい歌を発信していく事!

この日にそれを改めて心に思いました。
そしてライブには、私とフルートの篠原さんの
中学時代の恩師にいらしていただいていたのですよ…!!!
音楽の先生で、中2の時の担任の先生!
もちろん、お会いするのは中学以来です
間の休憩の時に声をお掛けしました
先生は私がシンガーソングライターになったことに驚いていました
「…あんなにもじもじ引っ込み思案だった子がねえ…」と
そうだ…そうだよな…あの頃の私は…素直に感情を表現がするのが苦手で、人前に出るのも苦手で嫌いだった
素直に心を開くのが苦手でした
その先生の言葉を聞いて
…私は唯一、歌うことに自己表現を見出したんだろうなぁ…
しみじみとおもいました
先生、ありがとう。

そしていらしていただいたたくさんの皆様、ろくに挨拶も出来なくて…
ごめんなさい!
ここで改めて感謝の気持ちを伝えます
本当に、ありがとうございました。
たくさんのお花も!
最後のマスター参加の企画、やっぱりマスターにやってもらって良かった
…マスター、まだまだいけるって(笑)ギター抱えた立ち姿もかっこよかった~

ほんと、アットホームで、ずっと心に描いていたライブになりました!
2008年3月29日 美根百合香 香文木ライブ「HOME」~わたしの源へ
セットリスト
opening act しまざきかずえ
1.追憶
2.CARAMEL & STRAWBERRY
3.温かい背中
4.Do You Remember The Kiss?
5.リセット
6.ワンダフルワールド
(フルート演奏…by篠原郁子、伴奏:大谷朝子 1.朧月夜 2.故郷)
7.五番街のマリーへ
8.南へ西へ~ジプシーの歌
9.LOVING YOU
10.SEEDS~種~
11.A Long And Winding Road (日本語バージョン)
-encore-
瞬き-さくらが咲くころ-

ピアノ:大谷朝子
フルート:篠原郁子
ギター:下村尚由
…素晴らしいアーティスト達に感謝します。

次は
最高のアルバムを作って戻ってきます^^

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