昨日は、五条坂で行われてる陶器まつりへ行ってきました
前からずっと行きたかった行事です
「こんだけ京都に居はってまだ行ってないの」
と言われてしまうくらい、大きな陶器市です。
真夏のまだ暑い夕刻

ネコちゃんものびてます
五条通り、川端から東大路まで、1kmは無いでしょうがそれに近い距離にわたってなん百件もの露店が連ねます

それこそ、人間国宝の作品が見られるチャンスでもあり、
様々な作家さんの作品や、全国の窯からの作品を言い値で買うことができます。
うん百万のものから、うん百円のものまで・・
それがこの市の醍醐味です。
4日間にわたって開催されるこの陶器市ですが、この日は日曜日と云うこともあり
とにかくたくさんの人でした。
なかでも目に付いたのは熱心な外国人の姿

やっぱり日本のこういう文化、好きなんだよねぇ~^^
ところで若者らは、同時期に鴨川沿いで開催されている「七夕祭り」に熱をあげているので、こちら五条坂のほうは、人は多くてもなんだか穏やかなひととき。。
じーっくり作品が堪能できます。
やっっぱりこっちがおちつく~。
ちなみに今回の私のお目当ては、床の間に飾る花瓶です
うちにある花瓶がどういうわけかみんな大ぶりで、それだけ花の本数が要るので(汗)
花と水を入れると運ぶのも重くてタイヘンで・・
小ぶりで3、4輪ほどで手軽に飾れるものを前から探していましたので
そんなこんなで
途中、絵付けが特徴的な作家さんのところで、脚つきの湯のみを1個買ってしまいました^^予定外w

すごく気に入ってしまいましたので・・
そして日も落ちて夜の帳が下りたころ
ひとつの作品に目がとまりました
大きさ、形、色あい、そして手に持ったその感触
瞬間的にびびっとキタ―
店それぞれに、作家さんそれぞれの売りスタイルがあって
積極的に声をあげて売るタイプ
やたら頑固そうなタイプ
やたら馴れ馴れしいタイプ
などたくさんありますが
そこの作家さんは、すごく素朴な方でやさしくて、話すと言葉少なな中にもまっすぐなものが伝わってくる人でした。
私が手に取ったものは、クヌギで何日もかけて燻し焼きにしたものらしい。。
松より、クヌギのほうが味わい深いものが出る・・とかなんとか
少し迷っていたところ、とても良心的な値段にしていただいて
購入決定。

作家さんの名は
「嵯峨根 辰夫」さんと云う方です。
舞鶴の西方寺というところで、農業をしながら創作活動をしているという・・
ご定年後に自分の窯を立てるために土地を購入されたようで
とにかく自然をこよなく愛し、ほぼ自給自足に近い生活をされているようです。

そうか・・
このかたの、何とも穏やかで落ち着くオーラの理由がわかった気がしました。
しかも、昨年から、ニューヨークにて京都の作家さん5名ほどで作品展も開いていらっしゃるとのこと
今年の11月にもまたやるんだそうです。
お互いに名刺交換して、私も音楽をやっている旨を伝え、お互いに頑張りましょうと固い握手を交わしました。
素晴らしい出会い。
そして、そのかたがその手で作った作品を床の間に飾れる。
作家さんから直接買うということはこんなに素敵なことなのかあ。
その思いごと、受け取れる感じ・・
そんなこんなでなんだか胸がいっぱーい・・

お盆を迎える支度が整いました^^

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1件のコメント

  1. ステキな生活をされている方ですね。羨ましいです‥。
    私も陶芸興味あります。

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