夜中だけど ふと
かつての自分を思う
今よりももっとずっと無知、虚勢を張って、自信のなさをカバーしようと必死だった。
カッコよく見せたくて、、だってそうしないと世界から置いていかれる気持ちになる。
あのころ書いた詩は、どれも変に、複雑だったりする
難しくすることがインテリっぽくって、なんだか本物っぽくみえて・・
ただ、そう見えていただけだ。
一種の若いプライドの形みたいなね 自信のなさの表れで、
当時はそんな事にさえ、気がつく事が出来ない。
とりあえず必死でもがく。
追いつめ方も解らずに自分を追い詰めるんだから
途方に暮れ放題
途方に暮れたらくれたでそんな自分に酔う、みたいな~
もちろん経験不足だったのもあって、結局「どうしていったらいいのか」が解らない状態にいつもなってました。
体調もすっごく不安定で胃はキリキリするわ、常に偏頭痛・・
それなのに「大人は解ってくれない」などと心を閉ざす。
で、心の中では「私は特別なの」とか思う。
そんな感じで、いろんな方に迷惑をかけました。
もちろん両親にも、ね
御免なさい
そんな「もがき」の中から見つけたものはたくさんあります。
心の底にある「自信のなさ」が逆にパワーの源だった事は確かです
そして音楽を聴き漁っていくうちに
遡ってみたくなった 源泉のほうへ・・
その中で歴史を学んで、
大衆音楽が生まれていった理由を知ったときに、はじめて、心の底から、自分が音楽をやる理由というものを考えました。(それは今でも続いていて、この先ずっと続いていくに違いありません・・)
そして、それまでの自分が、いろんな事を難しく考えすぎていたんだと気付いた
世界はこんなに複雑だけど、思考はシンプルでいいんじゃないか。
自分に素直になるってそういうことなんだって思った!
特に30歳を過ぎたころから
なんだか捨てる自分みたいなものが見えてきた
捨てる って 余計なものをそぎ落として行くって事に近いかな
つまりは
「余計なものが見えるようになった」のかな
シンプルになるという事が 本当はどんな事なのか
精神の部分でだんだん 実感してくる
歳をとる事ってそういうことなのかもしれないですね
歳をとることの素晴らしさとか、すごさ。
いま、日々感じてきているところです。
それと同時に、年長の方の事を「本当に凄い、尊敬する」という気持ちがもの凄く膨らんでいきました
。
だから今は少しも思わない
あのころに戻りたい、とか
時間と人が育んでくれた自分というものを有り難く思います。
もちろん、毎日は不安で溢れてもいるけど、それを支えてるのは自分の歴史です
”NATURALLY がポリシーです”
ファッションとか髪形とか、見た目のナチュラリーさっていうのは
精神や考えから始まってそこにたどり着くものだと今は見える。
そして
難しい言葉よりも、ずっと大事な事が、いつもの言葉の中に宿る
そういった「言の葉」を
生かすも 殺すも あとは
自分の心がどんな声を出すか 言葉を紡ぐか。
いろんな事を感じながら
4曲の外殻が出来ました。
でも、本当の曲作りはここから
ここからはひたすら、これでもかーっと言うくらい、自分の心と体になじませていきます
音楽にも「心・技・体」を感じる部分ね、ここは・・
そのうち余計なものが見えてくる
そしてそぎ落とす。
そして最後まで残ったものが曲になる。
今できる曲は今の私にしか作れない歌だと思う。
昔に戻りたくないけど・・
やっぱ「しわ」には戻れと云いたい
夜中のつぶやき(長いょ)