意外にも、吹上でのライブは自分、初めてでした。
同じ鴻巣なんだけど、やったことなかったの。
ウニクス鴻巣と云うばしょでは、なななんと屋外でライブが出来てしまうのですが~
一番びっくりしたのが、スピーカーのデカさだ。
現地入りすると、警備員の方々が、まあ段取り良くあっという間に、ステージを完成させてくださって、横のテントまでささっと設営。
「おはようございます、よろしくお願いします!」とご挨拶してちょっと話をして
私が本人と解ると驚かれるっていう、またそのパターン^^;で 笑
マスクしてフツーのパーカー姿でデカいスピーカー運んでたらさ、そりゃ完全にスタッフですもん
んー‥。
やはり「歌手」とか「タレント」とかって、イメージで出来ている‥‥
笑
「スタッフ美根ゆり香」でせっせと設営。
ケーブルつないで、さぁ音!!!
初めての機材はいつも少し不安です
ちゃんと上手くつなげられて、音が出るか。
「音、出た。」
ふ~~~っ。
それからリハをやっていた時のこと。
歌の途中で、いきなりキーボードの音がぐっと落ちる。
「えっ 電圧下がった?」
以前にも、どこか野外のイベントで、それも本番中に、キーボードの音だけが突然消えた事がある。
その時は、電圧の問題だったんだよね。
笑えるよ、弾き語ってるのに、一生懸命弾きながらもアカペラ状態っていう‥
たらー^^; って凍りついたけど、そのままつづけたもんね~笑
でも今回は、それとはちがう。
音は鳴ってるんだけど、めっちゃくちゃ小さい。「蚊の泣くような」音。
これはー‥
ふとこないだハーモニカのしょうじさんが言ってたこと思い出した!
「真空管が切れると、いきなり音がめっちゃくちゃ小さくなるんっすよ」
もしやー‥ そーだろこれ、それしかないだろ。
実は私の使っているキーボードKORGのSV-1という機種は、真空管で音を鳴らしてるんです。
キーボードでは珍しいと思う。
でも、すごく温かくふくよかな音が出るので、私の好みなんです。少しでもアコースティックに近づきたいという、普段生ピアノを携帯出来ない部分での「あがき」なのかもだけど。
弾いていて気持ちがいいのがいちばん大事だから。
真空管が切れたとすれば、交換するしかない。
真空管は消耗品なので、普段から替えを常に携帯しています。
キーボードのコントロール板のいちばん左に窓があって、そこから替えるようになってるから、早速ドライバーで開けてみる。
そんで、小さな電球のような真空管を取り出そうとしてみた。
が。なかなか取れない。なんか、強く引っ張ると壊れそうでコワい。。。
ど~しよ~。初めての経験で。困った。。本番まであと1時間足らず‥。
あがいても仕方ないので、知り合いの楽器屋さんに電話。事情を説明すると、「ライブは何時からですか?」
1時からと云うと、「わかりました。今から出来るだけ間に合うように行きます!!」
道も混んでるし心配だったのですが、本番10分前切ったところで、到着!
早速替えていただきました。
そうなんだよ、餅は餅やなんだよ~っ。(あたりまえ)
おかげさまで、本番2分押しくらいでスタート出来た。
(モニタースピーカーだけでこの大きさです。ウニクスさん所有です すごい)
しかも1回目のライブ、PAも彼がなんと、そのままやってくださって。ほんとうに感謝です。
さらに驚いたのが、彼は「何か不具合があった時の為に」と、売り場のキーボードを背中に背負ってきてくれてたの!!
これだけで泣くこと出来るわ(笑)
プロの仕事ってこういう事だよな。
1回目終わった後、PAの事もいろいろ教えてもらって、すっごくためになったよ。
2回目もイイ感じで歌う事が出来ました。
野外ライブにはこの上ない晴天と気温で
なんか、こうみるとめっちゃ「晴れ女」っぽくない?
(実際は雨女です)
Photography(3枚): TAKASHI
素敵な写真をありがとうございます。
それからこの日の本番前、あついぞ熊谷ヤバイラジオで繋がっている方が、いきなり現れて、妻沼の名物のいなりずしを差し入れしてくださいました~☆☆☆
しかもそれを指示(?笑)してくれていたのが、とある共通のファンの方だったっていう(笑)
泣きそうだったよ、もう。そしてその方と入れ替わりで、今度はヤバイラジオの新局長が来てくれて!お手伝いもしてくださって、いろいろ話も出来て。も~ほんとうにかりがと~~って。
だから、行きつくところはさ、「人」なんだよ。ほんと。
真空管の事もそうだけど、最近は自分でやろうと思えばそれなりに形に出来てしまう時代じゃないですか?
それは便利でもあるんだけど。
たとえば楽器や機材だって、ネットのとあるサイトだったら安く買えるわけ。
でも、いつでも相談できる、信頼のおける楽器屋さんから買って、ちょっとしたことでも相談できたり、教えてもらえたりするっていうのが、やっぱり自分には必要なの。
話を聞いていくと、やっぱり音響でも、プロとそうでない者との音作りの仕事って全然、質が違うわけ。(あたりまえだけどね)
「それなりに」っていうところまでは私でも出来るけど、それ以上の仕上がりは無理。
「自分はそれなりにはPAいじれるし」とか、そんな風に驕ることなく居ようって思ったよ。肝に銘じたよ。
PAのプロって、すごい演出家です。
出来るならば、毎回最大限に演出していただきたい、って思うわー^^;出来る事ならば‥
最近そんな事を、ちょっと思っては居たんだけど、
それがこの日、具現化したっていうか。
ほんとうに実感した。
そして、ライブに来てくださった方、ふと寄ってくださった方、ありがとうございました!
偶然にお買い物に来られてCD買ってくださった方とか‥ほんとうに感謝です。
ONE LOVE
ONE SOUL